ちくご

これから博多に出張です.

筑後川の定期調査と長崎の水産研究所へ

では機上の人へと

締め切り

ぬぉぉぉぉぉぉぉーーー

荒波のように締め切りが次々と押し寄せてくる

水工が9月末にあって,その後パソコンのウイルス駆除に奔走してる間に,科研費の締め切りが23日にあって,休む間もなく27日に鹿島財団の研究費応募書類を提出して,そして31日に次の仕事の締め切りが迫っている.

次の締め切りは明日だが,というか日付を超えたので既に今日だが,あと15時間でインターネット窓口が締め切られてしまうらしいが,

つーか,「31日締め切りです」とかいう通達が来ていたので,てっきり23時59分59秒まで大丈夫なのかと思ってさきほど通達を読み直したら「17時締め切りです」とか書いてある.

土曜日の17時に締め切ってもどうせチェックするのは月曜日でしょう?

そこはひとつお手柔らかに,多少の糊しろをもって,ねぇ,

と言いたいところだが,キッチリ締め切られてしまうことは間違いないので,

やばい

今回の仕事もめちゃめちゃヘビーだ


柿ピーポリポリしながら焼酎飲んでBlog書いている場合ではない

さいなら

電線いじり

今日はGPSセンサーの電線の結線をしていました.

新たに買ったセンサーケーブルの長さや防水加工の具合が気にくわなかったので,一回ばらして作り直しました.

カッターナイフで被覆を剥いて,金属線をハンダ付けして,絶縁加工して,最後に熱収縮チューブで固めるという作業です.

こういう細かい作業は無心になれるのでいいです.余計なことを考えない.ひたすら,スマートに仕上げるにはどういう手順でやるか,ハンダ付けをいかに手早くやるか,ということしか考えない.

あっというまに2時間3時間が経過してしまいます.

楽しいです.


この手の配線作業は好きで,家のアンテナ線を2台のテレビに接続するために分配加工したり,古くなった壁のコンセント盤を交換すると,「電気の得意な旦那で良かった」と,そのときばかりは感謝されるのでした.

操船

船を操縦をしたことのある人なら分かると思いますが,船は車と違って「流される」「舵の効きが遅い」んですね.

車は地面にくっついているのでハンドルを切っただけ動くのですが,船は水の上に浮かんでいるので,自分の意志とは別に風や潮流によって流されます.また,ハンドルを切っても船の向きが変わるのには時間差があるんです.

ですから,流れの速い狭い場所での操船は非常に難しいのです.

護衛艦くらまと貨物船が関門海峡で衝突・大破したとのニュースが流れています.

海峡の幅は650m

結構広いように思われるかも知れませんが,それぞれの船の全長が130〜160mですので,全長の4〜5倍の水路幅しかありません.

船を操縦しているときの感覚では,ほとんどぶつかる寸前くらいの幅です.住宅街の狭い路地にトラックで入ってすれ違うような感じ.ちょっとハンドル操作を誤ったら塀にこすってしまうみたいな.

潮が流れているので,止まると危険.流されて船の向きが変わってしまう.

狭い場所で追い越すと,引き波で転覆しそうになるので危険.

一定のスピードで進路を変更せずまっすぐと走り抜けるしかないのです.

危険を察知して舵を切ったり,後進かけても,すぐには回避できないし止まれません.

全長5mの漁船で川幅200mの筑後川を走行していても,すれ違いや追い越しは緊張します.数メートルの漁船でもそんな感じですから,全長が100mを超えるような大型船で狭い海峡を走る場合はなおさらだと思われます.

------------------------
護衛艦衝突、海保誘導が原因か

関門海峡で護衛艦「くらま」(5200トン)と韓国のコンテナ船(7401トン)が衝突した事故で、第7管区海上保安本部(北九州)は28日、管制業務を担う海上保安庁の関門海峡海上交通センターとコンテナ船の無線交信の状況や、衝突までの航跡などを明らかにした。

同センターは、くらまとの距離が約2キロの地点でコンテナ船に前方の貨物船を追い越すよう誘導していたが、くらまに対しては衝突直前まで注意を促す交信をしていなかった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091028-OYT1T01369.htm?from=main1
------------------------

これが本当だとすると,全面的に海保のミスのような感じです.

生態系の回復

人工干潟でも立地と地形,砂浜材料が良ければ,生態系が比較的早く戻ると聞いたことがあります.

つまり物理環境が整っていればある程度の自然回復は可能だと.

よく引き合いに出しますが,横浜海の公園は人工干潟ですが,毎年アサリが大増殖して潮干狩りシーズンには大量に採れます.

とは言うものの,他の成功例をあまり聞いたことがないので,果たして「物理場」だけで環境を語って良いのだろうか,という疑問は若干ありました.

そうしたところ

--------------------
取水中止の影響?サケ・アユ遡上が3倍に

70年ぶりに水が戻り、遡上するアユとサケが大幅に増えた宮中ダム(新潟県十日町市で) 不正取水問題で水利権を取り消されたJR東日本・信濃川発電所の宮中ダム(新潟県十日町市)の上流で、今年は遡上(そじょう)するアユとサケの数が例年の3倍程度に増えたことが、地元漁協などの調査でわかった。
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20091028-OYT1T00010.htm
--------------------

これはいいニュースですね.

JR東日本GJ!というところでしょうか.

本流をせき止めているダムだそうで,ダムと言うより取水堰なんですが
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E4%B8%AD%E3%83%80%E3%83%A0

ここで毎秒312トンの水を取って3つの発電所でまんべんなく電気を作り,それがJR東日本の電力の23%をまかなっているとのことです.

300トンといったらちょっとした川なら大洪水ですよ.

流量といい電力の分担率といい,すごいスケールですね.

そのため,ダム下流の35km区間で河川水量が激減していたらしいのですが,今回のトラブルを期に川に水が戻ったとのこと.

魚が増えたことと川に水が戻ったことの因果関係はまだよく分からないとのことですが,川が川らしくなれば魚も遡上しやすくなりますね,というのは通常の感覚でしょう.

物理場が整えばある程度の自然回復は可能だ,という証明になればいいなと思います.

ただし,人工干潟なども初年度は豊漁だけど次第に漁獲が減ってゆくということがよくありますので,少し長い目でモニタリングすることが必要だと思います.


悩ましいのは,「水力発電はクリーンエネルギー,電車は乗り物の中で最もエネルギー効率が高くCO2排出量が少ない」,という地球温暖化対策にはもってこいの組み合わせのはずで,その辺をJRあたりは強調していたと思うのですが,今回の件を期に無制限にダム撤去・取水中止の風潮が広まってしまうと厳しいですね.

ダムと環境,生態系の回復,水力発電の意義,電力消費社会など,様々な面から河川環境を考えるきっかけを与えてくれたことは意義が大きいと思います.

 | BLOG TOP |  NEXT»»