縁起でもないタイトルであるが,
北海道の名峰,大雪山でえらい騒ぎに
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大雪山系10人死亡、下山組も散り散りに
北海道・大雪山系のトムラウシ山(2141メートル)で、東京都内の旅行会社が企画した縦走ツアー18人のパーティーが遭難、他のパーティーなども加え同山系で計10人が死亡した事故で、厳しい雨風に体力と体温を奪われ、登山客は次々と倒れていった様子が道警の救出活動などから明らかになった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090717-OYT1T00942.htm?from=top----------------------------------
私,このルート歩いたよ.
確か大学3年生の時.
北海道で企業実習をした帰りに,1人用のテントを担いであこがれの大雪山を歩いた.
旭岳からトムラウシ山を経てトムラウシ温泉という2泊3日のルート.
ルートは結構長いけど,アップダウンは北アルプスなどに比べれば少なく,ゆったりと歩ける.雄大で素晴らしい山だった.ただ,下山がすごく長かった記憶がある.
現場では大荒れの天気で氷点下まで気温が下がり,横殴りの暴風雨だったらしい.
新田次郎の山岳小説には「疲労凍死」という言葉がよく出てくる.体力を消耗して疲れ切ったところに天候悪化が重なると,とたんに動けなくなって死んでしまうという症状.
今回の遭難事故は記事を見る限り,典型的な疲労凍死のようである.
新田次郎が山岳小説を書いていたのは昭和40年代である.それは昭和40年代に若者の間に登山ブームがあったことと無縁ではないだろう.私の父親(68歳)も20歳代には社会人山岳部に所属していた.
今回の遭難者は59歳〜69歳であるから,ちょうど年齢的には,若い頃に登山ブームを経験している世代だと思われる.
仕事が一段落し,子供も家を出て行ったし,自分の時間を楽しもうか,というような感じであこがれのトムラウシに行ったものの,疲労凍死という目に遭ってしまった,のかもしれない.
残念である.
ちなみに私は疲労凍死が怖くて,登山をする際にはいつも体力と食料(エネルギー)と天候には気を遣いながら歩いていた.
そして今,現地観測でも同じように天候と体力のことを考えている.死ぬことはないけど,動きが悪くなると危ないし,成果を出せないから.
(二日酔いはどうなのよ?という突っ込みは無しで)