川を「源流から海岸まで通して見る」という方法,というか広角視野というか,そういう見方を身につけたのはいつ頃だろうか
たぶん高校2年生の時に,大井川のダムと海岸浸食の連動に関する特集番組をNHKで見たときが最初だと思う.
その後,野田知介氏の「日本の川を下る」というカヌーエッセイを読んだ.これは大学1年の頃.
このあたりから行動範囲が広がり,いろいろな川を見て回った.
櫛田川,紀ノ川,吉野川,四万十川,綾川,このへんは河口から源流付近まで自転車で走った.
そして黒部川
こいつはまだ半分しか見ていない.
一回目は博士1年の時,富山から立山を超えて剣岳に登頂し,そこから雪渓を下って下って黒四ダムの下流に出て,さらに断崖絶壁の水平歩道を延々歩いて,欅平まで出た.
黒部の山々は本当に急峻で,沢沿いをまともに歩けるのは1年のうちで9月の1ヶ月くらいしかない秘境なのである.
よくこんな危険な場所で電力開発を進めてきたなぁ.「高熱隧道」がおすすめ.
http://spa-books.tvlplus.net/review/review4.html二回目は博士2年の時,長野県大町から針ノ木峠を越えて源流に入り,黒四ダムまで沢沿いを下った.
めちゃくちゃ冷たい水の中で水浴びをしたり.
黒四はけっこう緑色をしていて,お世辞にも綺麗とは言えなかった.
で,ダム湖を渡し船で渡って,対岸の峠まで再度登り,立山に出た.
戦国時代に佐々成政が超えたと言われるルート.
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20080820/14396.html三回目は来週の予定.12年ぶりの訪問.
今度は河口から扇状地までを見る予定にしている.
非常に楽しみである.
ちなみに,黒四ダム本体はまだ見たことがない.あれは金持ち一般人ルートなので,行く気がしない.老人になって足腰弱ったら見に行くと思う.